2021年5月
ランクル80・ランクル77車検整備
ランクル80(1HD)車検整備。
走行は230000km。
5年前にアクスルはオーバーホール済み。
高速走行と大きなタイヤ。
今回はキングピン周りを修理しました。
ほぼオーバーホールに近いですが。
キングピンシムもきっちり調整。
サイドブレーキ制動力の左右差。
あまり交換することの無いサイドブレーキシュー。
オイルシール劣化によるシュー本体へのLSDオイルの付着。
もちろん交換となります。
サイドブレーキワイヤーのイコライザーブッシュの劣化。
サイドブレーキの引きしろの大きな遊びも改善されました。
次にランクル77(1HZ)車検整備。
こちらは300000km。
3回目のタイミングベルト交換となりました。
もちろんオイルシール、ウォーターポンプも同時に交換。
同時交換の方が価格も手間もお得。
エアクリーナーのダクトに亀裂があったためこちらも交換。
その他ブレーキフルードなど定期点検交換部品の交換で無事に完了となります。
いつもご依頼誠にありがとうございます。
ランクル80 デフオイル漏れ修理
ランクル80(1HD-FT)フロントアクスルより大量のデフオイル漏れ修理と燃圧保持不良。
HPよりお問い合わせをいただきました。新規のお客様です。
走行は278000km。1年前に他店様でのご購入車両です。
オイル漏れの原因はナックルアーム部のスタッドボルト破損により、シャフトシール破損。デフオイルが外に漏れていました。
タイヤハウスもオイルまみれ。。。
このナックルアームのスタッドボルトですが随分前にサービスキャンペーンになっていた部分です。
点検時に緩んだり、破損していればメーカーにて交換となっていました。
今回は4本あるうち2本はボルトが折れ、無くなっていました。
相当危険な状態でした。
走行は危険なためレッカーでの搬入。
今回はアクスルオーバーホールとなりました。
もちろんスタッドボルトは対策品へ交換。
ベアリング類、ガスケット類、ハブボルトまで全て新品へ交換となりました。キングピンシムも一からやり直し、サイド調整し直し組み上げました。
これで安心。
点検や車検時には、このボルトの点検はもちろんのこと、対策品に交換されているかをきちんと確認しています。
事故に直結する可能性もあるため入念な点検が必要です。
二次災害的な破損も無く、良かったです。
気になる方はお気軽にお問い合わせください。
燃圧維持不良でのエンジン始動不可はプライミングポンプ内のダイアフラム劣化によるもの。プライミングポンプ、フューエルフィルター、ワーニングスイッチも交換となりました。
ご依頼誠にありがとうございました。