スタッフブログ
ランクル80車検整備
ランクル80(1HD-FT)の車検整備☺️
走行は344555km。
フロントハブベアリングのガタ点検時に一緒に確認したいところはフロントドライブシャフトのスプラインの劣化具合。
やはり短い方が劣化しやすい。
フルタイム4WD車では特に注意しておきたいところ。
スプラインが崩れ、シャフトとの回転にズレが生じると大きなトラブルにも繋がります。
フロントアクスルハブには定期的な点検や調整、グリスの注入は実施しております。
今回はフロントドライブシャフト左右、各シールやガスケット類の交換、再調整を実施致しました。
走行距離が増えてくると、定期交換部品に加え、こういう部分の整備も必要になります。
これからも頑張って走行してもらうためには必須です。
弊社では、車検時のハブ周りの点検は必ず行っております。
消耗品の交換はベルト一式、タイロッドエンド左右、ブレーキフルード、ワイパーで完了です。
80のファンベルト、クーラーベルトはVベルトが採用されています。
ベルトの劣化具合の確認は亀裂だけではなく、プーリーへの食い込み具合も重要になります。
ここをしっかり確認することで、再調整が可能かどうかも判断できます。
タイロッドエンドは、ブーツの亀裂であれば、ブーツのみの交換でも良いとは思います。
おすすめはAssyにての交換です。
大きなタイヤにリフトアップの組み合わせであれば、ボールジョイントに負荷がかかります。
最悪破損の危機もあります。
足回りに関しては事故にも繋がります。細かい点検、整備実施で安心して乗っていただきたいと思います。
ご依頼誠にありがとうございました。
ランクル80走行不良修理
ランクル80(1HZ GX)の修理依頼。
走行は186629km。
走行中に走行不良になった80。
HPよりお問い合わせをいただきました。
希少価値が高くなっている80。
その中でもGXは特に珍しくなってきましたね!
今回の修理は最終的にオートマ本体、フロントデフ、トランスファーと大きな部分のオーバーホールからスタートしました。
1番の原因は右フロントドライブシャフトとアクスルシャフトフランジのスプラインが崩れたことが大きい要因です。
点検時は既に噛み合っていない状態でした。
フルタイム4WDな上、右と左の回転に差が生じるとフロントデフ→トランスファー→オートマ本体と壊れていきます。
弊社ではフロントアクスルの点検はもちろんのこと、スプラインのキズやスピンドルなど細かく点検をしております。
ハブベアリングのガタも車検時に定期的な調整を行なっています。
些細なことで大きな修理に繋がることもございます。
大きなベルト鳴き。こちらはコンプレッサーのマグネットクラッチのガタによるもの。リビルト品にて対応致しました。
少しでも長く大切に乗っていただけるように、点検や整備を実施する側もきちんと行わないといけません。
難しい修理やオーバーホールなど大きな修理をはじめ、定期的な整備やメンテナンスなどお気軽にお問い合わせください。
新規でのご入庫、ご依頼誠にありがとうございました。今後とも、宜しくお願い致します。
ランクル80車検整備
ランクル80(1HD-FT後期)の車検整備。
2年前に弊社で制作、販売させていただいた車両です。
走行は192000km。
ブレーキペダルのタッチに少し違和感を感じました。
これは、ロードセンシングプロポーショニングバルブ(LSPV)よりブレーキフルード漏れが原因。
点検前に必ず試運転を行っています。少しでも違和感がないか。
これを実施することで、通常点検に加えて、より細かいところまで点検ができます。もちろん見落としも無くすこともできます。
LSPVからのブレーキフルード漏れはブーツ内に溜まることが多く、中々気づきにくい部分でもあります。
そもそもLSPVとは何か?荷重に合わせて後輪ブレーキ制動力を制御します。
簡単にいうと、荷物の重さが多いとブレーキが効いて、少ない場合はタイヤがロックする事を防止する装置です。
荷重の判断は、車体と後輪足回りの隙間(位置)で判断しています。
車重が重たい貨物車両(ランクル80や70系)にも装着されています。
また、交換だけではなく、リフトアップした際など、LSPVの位置調節は必ず行ってください。
元々の場所だった良いと安易に判断せず、計測と調整を必ず実施してください。
今回はブレーキフルード、LSPVの交換のみで無事に完了です。
ご依頼誠にありがとうございました。
ランクル80車検整備
ランクル80(1HD中期)車検整備
急に寒くなりましたね。気温差が大きくなると燃料漏れ修理も増えてきます。
弊社で5回目(5年)の車検となりました。
いつもご依頼誠にありがとうございます。
走行は262600km。
車検時の交換部品は大きく2つあります。
交換しないと保安適合にならないもの(通らないもの)と交換すべきもの(交換時期、距離超過など)
今回はタイヤ、燃料漏れ、パワステオイル漏れを中心に手を加えていきました。
噴射ポンプタイマーカバーのOリング劣化による燃料漏れ。
弊社ではタイマー内部にあるシャフトの摩耗も点検しております。
スプリングなどに錆が出ている場合はOリングだけではなく、タイマーもAssyの交換を実施しております。(写真3枚目)
次にパワステオイル漏れ。
こちらは、リザーバータンクからの漏れでした。
タンクのカシメ部からオイルが漏れる。
こちらはタンクAssyにて交換。
リザーブホースも一緒に交換しました。
リフトアップに大きなタイヤ。
パワステにも負担はかかりますし、タンクも消耗品のひとつです。
リアのブレーキホースに亀裂はないものの、ゴムの膨らみを確認したので、リアは3本交換となりました。(サイド2本、センター1本)
その他、エンジンオイル、オイルエレメント、フロントブレーキパッド、ブレーキフルード、運転席側ドアカーテシスイッチ、フロントハブベアリング調整、タイヤ4本で無事に完了です。
5年前に装着したヨコハマジオランダーMTは走行約5万kmで交換となりました。
タイヤの金額的にもコストを考えると非常に良いタイヤだと思います。参考までにご依頼誠にありがとうございました。
ランクル77修理
ランクル77(HZJ77V)のクラッチ緊急修理です
ギアが入らない、一度入ったら抜けない、ペダルのスカスカ。
との事でご依頼いただきました。
数年前にクラッチマスターシリンダーを交換してもらったらしいのですが、交換する際にマスターシリンダーアキュームレータを取り外さないと交換できません。
おそらく、その間にあるガスケットを再使用していたため、ここからエアを吸ってしまい、上手く作動しなくなってしまいました。
各部のガスケットは再使用せず、必ず交換しましょう。
クラッチレリーズシリンダー、クラッチホースもあまり良い状態ではありませんでした。
特にホースには亀裂も多く入っていました。
アキュームレータを新品に交換したことで圧力が復帰した際に、レリーズシリンダー、ホースからオイルが漏れる可能性があるため、上記の3点を交換と判断しました。
装着後の試運転では、ギアもスムーズに入るようになりました。
この車両はクラッチ調整ができない仕様になっています。
各部の細かい点検は日頃のメンテナンス等で行うようにしています。
瞬時に原因を追求し、修理の指針を決める。
弊社では、お客様からのご指示やご要望をより具体的にお聞きするようにしております。
これを実施するだけで、迅速な対応と修理ができるようになります。
ご依頼誠にありがとうございました。
パジェロリレー修理
V24パジェロの整備
数ヶ月前からグローリレーの始動音『カチッ』が聞こえなくなったとのこと。
リレーが作動していない。
グローリレーは2つありますが、1つは国内在庫ありでもう1つは生産打ち切りになっています
リレーの単体点検(12V直結)で作動を確認。リレーは問題無し。
次にグロープラグの単体点検でも抵抗など問題無し。
最終的にCPUにたどり着いた。
合計で3ヶ所の液漏れとコンデンサの焼け跡を確認しました。
これではグローを作動させる電気は行かない。
今回はCPUの修理となりました。
V24パジェロはこのようにCPUの経年劣化が多く見られます。
もちろん、リレーやプラグの点検は必須ですが、修理事例としてCPUは多いと思われます。
パジェロ以外でもCPU修理を始め、本体の点検、リフレッシュ等もお任せください。
150プラド車検整備&カスタム
150プラド(1GD中期)カスタム&車検整備スタート!!
弊社ホームページより、新規でのお問い合わせでした。
走行は7万km。
初年度から2回目の車検です。
まずはカスタムから
弊社でも大人気のJAOS BATTLES VFAキットで約2インチリフトアップ。
今回はフロントショックアッパーマウントやブッシュは全て新品へ交換。
JAOSのリフトアップキットはショックブッシュとアッパーは現車に取り付けてあるものを再使用しないといけません。
今回は走行距離も踏まえて新品へ交換しました。
その他、フロントデフダウンキット、ハイトコントロール延長ボルト、リアロングスタビライザーリンク、調整式ラテラルロッド、弊社オリジナルバックランプ移設キット、PIAA LEDバックランプを取り付けました。
アライメント計測、調整でカスタムは完了です。
車検整備はワイパーゴム、ブレーキフルード、ファンベルト、バッテリー、フロントブレーキパッド、リアブレーキパッド、スーパークーラントの交換となりました。
ご依頼誠にありがとうございます。